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2012/2/18 内容証明徹底解説


 第11回  もしも自分に内容証明郵便が届いたら

 いよいよ今回が最後の解説になります。

 今回は、自分が出す側ではなく、もらう側になった時は、どう対処するかです。

 いきなり自分に内容証明郵便が届いたらびっくりしますよね。

 「いったい何事だろう?」「こんな物届いたけど、どうしたらいいんだろう」

 まぁ、ここは普通の手紙を読むつもりで、落ち着いて読んでみましょう。

 それでは解説を始めたいと思います。

 一、返事を書かなければならないのか

   まず、内容証明郵便が届いたからといって、何らかの回答をする義務はありません。

  大抵は、「本書面到達後、○○週間以内に貴殿からの回答がなければ、当方の
  
  主張に異論がないものとみなします。」なんて書かれているものです。

   この様な記載は、法的には意味がありません。回答を出さなかったからと言って、

  差出人の主張を認めた事にはならないのです。

  前にも解説しましたが、これは、相手方に心理的な圧力をかける効果を狙った

  事が多いものです。

 二、例外:一定期間の経過によって法律上の効果が生じる場合には要注意!!

    ただ例外として、通知を受けた日から一定期間の経過によって、法律効果が生じる

    場合がありますので、注意してください。
   
    例えば、抵当権者が、抵当不動産の第三取得者から、抵当権消滅請求の通知を

    受けた場合は、2か月が経過すると抵当権消滅請求に応じたと見なされるので、

    抵当権消滅請求を拒否する場合は、2か月以内に債務者と抵当不動産の譲渡人に

    対して、抵当権を実行する旨の通知をしなければなりません。

 三、返事を書く場合は慎重に!!
  
    内容証明郵便を受け取った本人は、差出人の主張を一方的に突きつけられて

    放置しておくと、差出人の主張が全て認められてしまうのではないかといった不安感

    に襲われてしまいます。
    
    そこで、あわてて相手の主張を否定する内容の回答を、できるだけ早く発送

    しようとしがちです。 ところが、そこに大きな落とし穴あります。

    差出人は、長い時間をかけて、内容を十分吟味したうえで内容証明郵便を

    送っているはずですので、受取人も落ち着いて、じっくり腰を落ち着けて、

    慎重に対応する必要があります。うかつに回答を出したりすると、思わぬ証拠を

    相手側に与える危険性がある事に注意しなければなりません。

    例えば、AさんがBさんに100万円を貸していたとします。

    しかし10年が経過していて、消滅時効にかかっています。通常でしたら、BさんはAさんに

    「消滅時効にかかっているから借金はチャラだよ。」と通知すれば、BさんはAさんに

    100万円を返さなくても良いことになります。Aさんは自分の貸した100万円が

    消滅時効にかかっている事に気づき、困ってしまいました。とりあえずダメ元で、

    Bさんに内容証明郵便で、「借金を返せ。すぐに返さなければ、法的手段に訴える」と

    出しました。あわてたBさんは、「今はないから、一か月待ってくれ」という回答を

    出しました。

    これを受けたAさんは大喜びです。

    先ほどもご説明しましたが、消滅時効にかかったものは、債務者が債権者に対し、

    消滅時効の旨を通知すると、債権者は、請求する権利を失います。

    しかし、時効経過後でも、債務者が債務の存在を自ら認める発言をした

    場合は、AさんはBさんに債務の履行を強制することができます。

    時効の中断 民法147条3(承認)という法律が適用されます。Bさんは、
   
    落ち着いて対処したら、100万円を返さなくても良かったのに、あわてて返事を

    した為に、100万円を返さなくてはいけない羽目になってしまいました。

    逆にAさんは、内容証明郵便を上手に使った事により、Bさんはまんまと

    Aさんの作戦に引っかかったという訳です。ですから、内容証明郵便が届いた

    からといって、あわてる事のない様、回答は慎重にしなければなりません。

 四、 返事は内容証明郵便でしなければならないか

    内容証明郵便が届き、慎重に検討した結果、どうしても返事を書かなくては

    ならない場合もあるかもしれません。

    その場合、必ずしも内容証明郵便で出す必要はありません。

    後日自分がどんな回答をしたのかを明確にしておきたい場合は、

    内容証明郵便で出しておいた方がいいと思います。 
    
    また、受取人が返事を書くとき、「○年○月○日付内容証明を受け取りました」と

    表現する場合がよくありますが、「○年○月○日付」というのは、発送日であり、

    到着日ではありませんので、注意が必要です。

 約三か月に渡って内容証明徹底解説をさせて頂きました。最後まで読まれた方は

 内容証明について、相当の知識がついたと思います。内容証明郵便を出される方、

 内容証明郵便が届いた方は、この解説を読んで、お役に立てて頂ければと思います。

 次回は、皆さんも経験するであろう、「遺言・相続」についての解説を近々行う予定です。

 こちらの方もみなさんが困らない様に徹底的に解説していきたいと思っております。

 それでは次回をお楽しみに!!  

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